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注意:現地一帯は滋賀鉱産㈱の所有地であり、狩猟・山菜採取・登山などいかなる理由でも許可なく立ち入ることは禁止されています。
琵琶湖の北部には、多くの廃村があります。そのほとんどは林道も整備され比較的容易に訪れることができます。
しかし、なかには旧伊吹町の国見峠旧道沿いにあった「大滝」や板名古川の奥にあったという「炭山」などの廃村(廃村歴150年超!)のように道なき山中を何時間も歩かないと到達できないようなところもあります。
そんななかでも、われわれ部外者にとってとりわけ到達困難(というか不可能)な廃村が、伊吹山中腹にあった太平寺であります。
旧村民やいわゆる関係者は、鉱山道を通り車で村まで行けますが廃村が好きというだけでは許可の出るはずもなく…
そんなわけで、今回(も)道に迷って入り込んでしまったということでご理解いただきたい。決して数日後(4月29日)に控えた「某発電所関連遺構群の旅」の足慣らしではありませんぞ…
スタートは、地図中の西池公園。ここから北へ延びる林道を歩き大富川出合を目指します。鉱山道に合流してさらに50mほど北が大富川です。
大富川出合
ここから伊吹山3合目めざして登って行くわけですがこの大富川両岸が切り立った崖で非常に険阻な地形です。
上の地図の緑部分を拡大した図
なので、早々に右岸の尾根に逃げることにします。
高さ10m以上ある巨大な砂防堰堤があり、その天端に上る階段が付いているので、これを登ります。
さて天端に出たらあとはもう斜面を横切り尾根を辿るのみ。とはいえ傾斜が半端ない。ようやく尾根に取りつき少し登ると…謎の穴発見!
さらに尾根を登り最後50mの「魔の倒竹地帯」を必死で抜けると、見覚えのある村のメインストリートに出てきました。
村の一番下、この廃屋があるところですね。
石段の先は太平神社。
さらにその上は、太平寺城や太平護国寺があったといわれている平場が広がっています。
この広場の南側(右手)にある、太平寺城の空掘と言われている窪地を横切ると半ば地面に埋もれた機械が…
手廻しのウインチのようなもの?
さて空堀に沿って下ると、そこには離村に際し村内の石仏をあつめた広場があり
その横には城壁と見まがうような大きな石垣が残っております。
美しい村です。実際暮らすのは大変な苦労があったとは思いますが。
米原市には、この一帯を買い戻して観光スポットとして整備してもらえないもんですかね。もっと気軽に訪問できたら素晴らしいことだと思うのです。
さて、今回はこれくらいにして帰りましょう。
帰りは、鉱山道のゲート付近に向かって伸びる廃林道を通ってみたいと思います。
状態は良い方です。幅も広く崩落もあまりありません。
ここはもう立ち入り禁止区域なので鉱山道を大富川出合に向け速足で歩きます。
距離的には5〜600mですが半分ほど来たとき、後ろから近づいてくる車の音が…
横に止まった車から、作業服の方が声をかけてきました。
「どちらに行かれます?」
ヤベーとは思いつつ、道に迷ってここに出てきてしまったと謝り倒すしかありません。
すると「そうですか。お気をつけてお帰りください」と言って去って行かれました。
あ〜「絶叫社長」でなくてよかったぁと感謝しつつスタート地点の西池公園に到着して、本日の活動は無事終了でした。 |
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