ここから本文です

山中廃徊記

書庫過去の投稿月別表示

2018年06月

← 2018年5月 | 2018年7月 →

全1ページ

[1]

庄野峠のハット〜後編

では峠のハットを見に行くことにしましょう。
イメージ 1
中河内の廣峯神社から集落内の道を100mほど南下すると道路脇にあるのが、この石仏群を祀る場所。
イメージ 2
この左手から庄野越えが始まります。
イメージ 8
ここが登り口となります。
イメージ 3
すぐに二手に分かれますが、右へ。
イメージ 4
昔からよく利用されてきたらしく、しっかりした道で迷うような所はないと思います。こんなに広い峠道。新穂峠とえらい違いです。
イメージ 5
深く掘りこまれた道が続きます。
イメージ 7イメージ 6
そんな道を歩くこと30分ほど。右手にブロックでできた小屋が見えてきました。
イメージ 9
ここからさらに5分ほどで本日の目的地、「峠のハット」が見えてきました。
イメージ 10
国境尾根のわずかに東側になります。
とんがり屋根に逓信省の〒マーク。私たちがこのマークを見ると、郵便関連の施設と勘違いしても不思議はないです。
イメージ 11
苔生していますが建物自体は80年物とは思えないほどしっかりしています。ドアは無残なことになってはいますけどね。
イメージ 12
中を見てみましょう。正面には配電盤らしきものがあります。
イメージ 13
その右手には黒いパイプが地中に突き刺さっています。地中の電話線に窒素を注入していたという設備と思われます。
イメージ 14
配電盤を開けてみると…すべて真空管。時代を感じますねぇ
イメージ 15
これは、庄野越えと交差する余呉トレイルから見下ろした図。
イメージ 16
そしていろいろな方向から見てみた、の図
イメージ 17
イメージ 18
笹が邪魔でいろんな方向から見れないんですよ、この時期。

さて堪能した!
ということで、帰りましょうか。20分ほどで石仏群の前に戻って来ました。

旧国道のハットにも行ってみたかったのですが、時間の都合で割愛。
イメージ 19
まだ窓枠が残っている、ずいぶん古い写真でお茶を濁しておきます。


帰りも285号を利用しました。
行きには気付かなかったお地蔵さまは、中河内と半明の中間くらいにあります。
イメージ 20
道中、ヤマアジサイや
イメージ 21
アジサイ
イメージ 22
オオバギボウシなどを愛でつつ
イメージ 23
菅並まで戻って来ました。
今度は、丹生ダム建設用に作られた「北海道トンネル」を通ってみましょう。
「北海道」はこのあたりの小字で「きたかいと」と発音するのだとか。
一応、お約束の通行止めですが封鎖はごくユルい。
イメージ 24
鉄板の構図の向こうは中河内側。当たり前ですが照明が一切なく中は真っ暗です。
少し右カーブ気味に菅並へ続いております。
イメージ 25
そしてこちらは菅並側の鉄板の構図。
イメージ 26
抜けるとすぐ高時川を渡り、その橋のたもとにあるのがこの偉そうなバリケードです。
イメージ 27
とても侵入できそうにありませんが、右手を見ると…ユルい(笑)
イメージ 28
バイクなら余裕ですね〜

ということで、無事に菅並まで戻って来ました。
ここからはさらに285号を通り、大見いこいの広場経由でこの県道の終点、木ノ本町川合をめざします。

と思っていたら間違えて284号に入ってしまい杉本隧道を通る羽目になってしまいました。この隧道、怖いのよねぇなんとなく…

そんな間違いもしながら自宅に戻ったのは17時過ぎのことでした。

おしまい

この記事に

開くトラックバック(0)

以前ご紹介しました「ハット」ですが、正体がわかったところで庄野越えにあるという、もう一つのハットをさっそく見に行ってきました。
まずは中河内まで行かなければなりませんが、国道365号では面白くないので、10数年ぶりに県道285号で行ってみることにしました。

県道285号といえば、権現谷林道より以上に狭隘・劣悪な険道であったと記憶していましたが、さて…

余呉町菅並から中河内までの地図 黄色の道が主要地方道!!であるところの、県道285号であります、
イメージ 1
行きは地図の表記通りに菅並集落の北のはずれ、六所神社の横から入ります。
この赤い橋を渡り(左奥は菅並集落 神社横から振り返って見た図)
イメージ 3
六所神社の右側を通ります。
イメージ 2
前回(といっても10数年前)来たときは、ここはコンクリートブロックで封鎖されていました。わずかな隙間から進入したのを覚えています。今回はブロックもなく普通に通れました。

その時は丹生ダム計画が頓挫しかけていた頃。まだ中止は決定しておらず、だらだらと道の整備が進められていました。最初1〜2kmほどはよく整備された道でした。そしてその後は舗装が剥がれ落石・路肩欠損・法面崩落など多彩な演出があったように記憶しております。しかし今回はやけに快適な普通の県道になっています。今のところは…

やがて、上明神橋という大きな橋が見えてきました。
イメージ 4
イメージ 5
この橋、前回すでにあったと思いますが渡れる状態だったかどうか、あるいは渡った先に道(地図中の赤色の新道)があったかどうかは、記憶していません。

親柱の後ろに通行止めの看板が見えていますが、これは旧道(地図中 緑色)向けのもの。
イメージ 6
前回はこっちを通ったような気がするので、ちょっと見に行ってみましょう。

最初こそまあまあの状態ですが
イメージ 7
すぐにこんな感じになって・・・
イメージ 8イメージ 9
路上の堆積物を見ると、どうやら高時川が氾濫して路面が冠水したような感じですね。もしくは道路沿いの沢から流れ込んできたような感じですか。

ここで、法面崩落。これ以降は歩きでしか進めません。旧道は1km程度ですが、まだ半分も来てません。
イメージ 10

戻って先に行きます。
小原、田戸、鷲見と廃村を通過し、ここまではとても快適な道です。随所で工事やら材木の積み出しやらされています。
そして尾羽梨林道の分岐にやって来ました。右へ行けば、尾羽梨ダムを経て旧尾羽梨集落に至る道です。
尾羽梨方面
イメージ 13
ここで、本線はかなり強固な(そうは見えませんが⋯)バリケードで封鎖中
イメージ 11
左側が通れそうですが、川に向かって傾斜しているので怖い。右側の草むらを何とか突破すると、ユンボと簡易トイレを積んだトラックがいやらしい形で封鎖しています。地面に放置してある材木を動かしたりして進路を確保し前進!
ここは路肩が半分以上欠損していたようですが、完全に修理されていました。

これ以降は再び快適な道が中河内まで続いておりました。それどころか、所々で拡幅工事が行われている痕跡があります。
イメージ 12

丹生ダムの建設中止が決まった今、再び県道として甦らせようとしているのかもしれません。そうなると個人的にはとてもうれしいのですが。

そして中河内は廣峯神社に到着しました。
イメージ 14

次は峠のハットを目指します。

後編につづく

この記事に

開くトラックバック(0)

前回最後にお見せしたログですが、それに番号などを入れたものがこちらです。
イメージ 1
そしてこちら↓は今回参考にした、芝村文治著 昭和47年発行の「秘境・奥美濃の山旅」に載っている地図。こちらにはかつての峠道が描かれております。手描きの地図ゆえ、距離感が少々曖昧ですが、現在の地図と照らし合わせてみると、地形はかなり正確に描かれていると思います。
イメージ 2

現在の地図②の支線終点広場は芝村地図でおおよその位置になります。支線は三年前のセロ尾・コッテジ両氏による伐採作業のおかげで、終点手前の①まで行くことができました。①から藪が煩くなり始めたので終点②までは林道を歩きます。

終点広場に着きました。
イメージ 3
本来この先は赤矢印方向に入ると沢沿いの斜面に道があるようです。この赤テープを見落としてました。
イメージ 4
で、黄色矢印のように終点の斜面を下り沢沿いを進むことになります。これが第一のミス。
幾度か左右岸を行き来しながら進むことしばし、明確な二俣③に着きます。ここでオレンジ矢印方向の尾根に乗らなければならなかったのにそのまま右俣へ進んでしまいます。これが第二のミス。しばらく行くと滝があり、これを高巻くために右手の尾根に登り始めますが…ここから迷走が始まりました。
④のあたりでこれはさすがに登りすぎということでいったん沢に下ります。がすぐまた尾根に登りはじめます。⑤のあたりはなかなかいい雰囲気の緩やかな浅い沢だったので、もうこのまま国境稜線まで行こうということで以後ほぼ直登状態。
登るにつれて藪はひどくなる、傾斜はきつくなるで結局③の二俣から江濃国境の稜線上の⑥△947まで2時間かかってしまいました。
この間全く写真を撮る余裕すらありません。

ようやく新穂峠に着いた時には15時40分になっておりました。
イメージ 5
イメージ 6
諸家方面はあいかわらず法面が崩落し深い緑に覆われております。
イメージ 7

さてそろそろ急がなければならない時間になってきました。峠には20分程度の滞在で16時00分、下山開始です。
少し下って振り返った図。峠道における鉄板の構図というやつです。
イメージ 8
下ることしばし、沢の源流部⑦に出ました。ここで本来の峠道は矢印方向に進み⑧の尾根に乗り③の二俣まで尾根を下らなければなりません。
ここで第三のミス、そのまま沢を下ってしまいました。途中で間違いに気づき尾根に登りますが、お地蔵さまのおられる台地より下で尾根に乗ったようで、結局お地蔵さまにはお会いできませんでした。
また行かなければなりませんな。

道跡を探しながらさらに下るとようやく支線終点の広場の赤テープのところに出てくることができました。このとき16時41分。休憩を除けば30~35分程度の道のりでした。
正しい峠道を辿ることができれば登りでも1時間半もあれば、じゅうぶん峠までいけそうなことが今回がわかりました。

『地獄の新穂峠修行ツアー』の参考にはならない、近江側からのレポでした。

おしまい

この記事に

開くトラックバック(0)

国道365の旧道、椿坂峠を越えて中河内方面へしばらく行くと左手に三角形の旧い建物が見えてきます。通称「ムーミンの家」。
イメージ 1
この建物が何なのか…諸説あるのですが、中でも有力と言われるのが「郵便配達人避難所説」。
つまり、この辺りは県内有数の豪雪地帯であり郵便配達の方を雪から守る避難所、または休憩所であるという説です。

しかし今回そうではないことが判明しました。
謎を解き明かしてくれたのは、一冊の地域情報誌「長浜みーな」の122号でした。
イメージ 2
この情報誌、長浜・米原を中心に近江北部の様々な(ちょっと偏った)情報を掘り下げる、なかなか面白い本です。季刊で一冊480円は大変お得でございます。

さてその「みーな」122号の特集は「百年建築」。
この中で「ムーミンの家」について調査されているのは、元長浜市職員で「北近江の山歩き」などの著書がある、西岳人(にし がくと)氏。

調査によると…
①建物の名称は「ハット」
②昭和10年ころに建造
③彦根と福井を結ぶ電話回線の中継施設
④埋設された電話ケーブルに窒素を注入する作業が行われていた
などなど…興味深い調査結果になってます。
詳しくは下の記事をご覧ください。

この「ハット」、以前はこの近辺に何ヶ所かあったそうです。
しかもさらに驚くべきことに…
中河内から福井の池河内に抜ける庄野越えの庄野峠に、もっと良い状態のハットが現存しているというのです。
これはぜひ見に行かねば

イメージ 3
イメージ 4
画像が荒くて字が読めん!という方には、こちらにPDFがありますのでDLしてご覧ください。

この記事に

開くトラックバック(0)

曇りがちながらも陽の射す時もあるまずまずのお天気。
『地獄の新穂峠修行ツアー』の下見を兼ねて、新穂峠に行ってきました。
ただし、甲津原側から。このコースは3年前にセロ尾さんとコッテジさんが制覇されています。

実はこのコース、山岳部に入りたての頃連れて行かれた記憶があるのですが、全くその詳細を覚えておりません。
また、10年前は美濃側からでした。

甲津原への道は山東本巣線ですが、ダムのおかげで立派な道になりました。しかし途中にある寺越・堂屋敷両トンネルは通りたくない。というわけで…
イメージ 2
起し又林道でトンネルをパスしたいと思います。寺越トンネルへのカーブの手前に右に入って行く林道(赤線)がありますがこれをしばらく登って行くと立派な砂防堰堤が見えてきます。
イメージ 3
この堰堤の前で起し又谷を渡る新しい橋があります。
イメージ 4
ジャクヤ橋…どんな字を書くか不明。この橋の傍に、林道起し又線の起点標があります。
イメージ 5
全線舗装、きれいな走りやすい林道です。こんな所にもダムマネーがつぎ込まれているのでしょうか。
途中には伊吹町の名所「五色の滝」への登山道などもあります。寄ってませんが。
イメージ 6
旧山東本巣線に途中でつながっているので、間違えて堂屋敷トンネルの前に出てきてしまいました。
イメージ 7
戻って、さらに起し又線を走ることしばし
イメージ 8
林道碑の横を通り、山東本巣線に出てきました。ここがこの林道の終点です。
イメージ 9
ここから甲津原までは1.5kmほど。

甲津原集落を過ぎてアグリコテージの手前を左折、中津又林道へ。
イメージ 10
(この画像はセロ尾様のものです。無断で借用しましたm(__)m)

さて終点手前の広場に到着しました。広場の隅には林業関連の記念碑があります。
イメージ 11
ここは、以前林業用の小屋が3~4軒立っていたといわれている場所でもあります。
また、ここで林道は分岐していますが、本線は左手の草に埋もれている方。
今回は支線を使って、少しでも楽したいと思います。
イメージ 12
支線も終点まではバイクでは行けません。途中から歩きでまずは支線終点を目指しましょう。

というところで、疲れたのでまた明日に続きます。





ログを見てみると…迷走してますな
イメージ 1
青線がログですが、ちょっと誤差が大きいです。下側が登り。途中でスイッチを入れたので変なところから始まってます。

続く

この記事に

開くトラックバック(0)

全1ページ

[1]

アバター
そらまめ
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
プロフィールの編集

最新の画像つき記事一覧

友だち(14)
  • セロ尾
  • ★二輪冒険家★
  • コッテジ
  • sero-
  • kpk@仮
  • 寿
友だち一覧
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14
15
16
17
18 19 20 21 22 23
24
25
26
27 28 29 30
 
今日
全体
訪問者訪問者3525004
ブログリンクブログリンク02
コメントコメント11922
トラックバックトラックバック00

ブログバナー

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事